走ったら谷底へ〜走・ら・谷〜
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2004年09月23日(木) マンションめ。

南北線に長嶋有がいた。
あの眼鏡、あの無精ヒゲ、そして南北線に乗るのは東大生か我がへっぽこ大学の人しかいない。ゲームの攻略本を、カバー裏表逆にして読んでいたとしても、あれは、長嶋有だ(間違いない!は、使わない)。

数年ぶりに大学に行った。後輩達がやっている劇団の公演を見に行ったのだけど、乗り換えで階段の場所とかは覚えているものの、肝心の駅についてビックリ。
本来、駅から大学への最短ロードは、駅の出口からすぐ横の細〜い道を通っていくものなのだけど、マンションがででんと建つようで、見事に細道が埋まっていた。パニクってその次に近いルートを忘れてしまったくらい。おかげで公演に遅刻。すまん。

買い物にばかり楽しみを見いだしていた私に、「いい加減与えてもらうばかりでどうするのです!」と天の神だか地の仏だかが言ってきた気がしました。後輩達の衣を借りて。仮面ライダーの如く「です!」が「ドゥス!」かもしれないけれど。

なんてこと言ってみてもバッグとニットのジャケットとインナー用のカットソーを買ってしまったのだけど。いいじゃないかぁ。普段田舎で買えないんだからっ!

電車の中でよっしゅうの「7月24日通り」前編を読み終える。
ひっぱられよっしゅう(完結せずに続きを待つ状態)初体験だったのだけど、結局前編最後まで読んでみて、誰と恋愛詳説するのかわからない。まだわからない。前後編なのが心配なのだけど、コピーの「あっけなく恋に落ちる」って言葉と、普段のよっしゅうのテイストを考えると、この、男だらけの環境から、誰に恋した、って段階でおしまいかもしれないな。来月が楽しみです。
しかしこないだまであの天下のファッション誌「(川平)じえいじえい」で連載していたからなのか、「夢見る社会人、女子」ってのを描くのが上手になっているような気がします。本田さん、口に出したら怖い人だもの。でも、口に出さなければこんな人はいる。

手のひらにのっけた、自分だけの楽しい想像(もしくは妄想)が持ちきれなくなって、半分こにしたくなるのが、恋なのか。
今日南北線で見かけたのが長嶋有なのに、石田衣良じゃなくて長嶋有なのに、ガスみたいな科白を思い立ってしまった。


※いくら母校の近くにいたからといって本人のはずがないことを、誰かはしら谷さんに教えてあげてください。卒業生なんだから、学校の近くにいるはずがないんです。しかも、学校の最寄り駅では降りてないんです。教えてあげてください。


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