ひとりごと
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陽射しが明るくて さらりと風が気持ちいいので やっと衣替えをした。
納戸の小さい窓を全開にした。 クローゼットのバーから冬服を下ろし、 クリーニングするものと、そのまましまえるものを分けた。 チェストを開けて、長袖のトレーナーやニットを出した。 そして夏服のつまっている衣装ケースを開けた。
しわくちゃになって押し込まれていた懐かしい夏の服たち。 木綿や麻の、明るい色の服を引き剥がすように取り出した。 見慣れているはずなのに、あぁ、こんな服があったんだ、と そのたびに新鮮な気持ちになる。 アイロンがけは後回しにして、とりあえずどんどんバーに掛けていった。 花柄や水玉模様が重なった。
もともと私はどちらかと言うと、パンツ派ではなくスカート派なのだ。 夏になると99%がスカート、それもほとんどワンピースになる。 それは、女らしいのが好きだから、と言うわけではなくて ただひたすら楽で涼しいから…と言う不精な理由。 さらっとした木綿のワンピースは肌触りがよく 風を通してふわりとフレアーの裾が揺れるのも嬉しい。 それに、一重のワンピースは作るのも簡単だ。 好きな生地を見つけて、好きな形のワンピースを縫うのは夏の始めの楽しみなのだ。
それにしても、ワンピースばかりずいぶん増えてしまった。 一番古いのは、結婚した年に縫った(15年前!)ピンクの薔薇模様のワンピースだ。 もうかわい過ぎるのではないか、と思いながらも、形が気に入っていて毎夏着ている。 普段着は、これくらいの方が、気分も明るくなる。 少しずつ布の好みも形も変わっていっているけれど、 基本的には買うのも縫うのも同じようなものになってしまう。 この夏はもう買わない、と思うのに、きっとまた出会ってしまうのだろう。
それに、実は宿題の布があるのだ。 去年の初夏、素敵な麻の生地を見つけた。 水色の地に、白でシンプルな薔薇が描いてある。 どんな形にしようか?と、悩んでいるうちに梅雨が終わり、夏が来た。 でもその夏は大変な冷夏だった。 見るからに涼しげなその布を、縫おうと言う気持ちにならなかった。 愛用のワンピースたちも出番が少なかった。
四角くたたまれたまま、年を越してしまった麻の布地。 まずはあれを縫い上げよう。 梅雨明けまでの宿題だ。 さあ、どんな形にしよう? 思い切って、ノースリーブにしてみようか?
秋の衣替えのとき、しまう服がまた増えることになるのだろう。 そして来年の今頃、同じような気持ちで夏のワンピースを出すのだろう。 毎年この繰り返し繰り返し。
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