ひとりごと
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夢のような風景 2004年02月07日(土)

明け方の夢の中で、美しい風景の中を歩いていた。

街並みはユトリロの絵のようだった。
私は嬉しくなって、いつもどこへでも持ち歩いている
あのデジカメのシャッターを何回も切った。
建物の前では、絵本から抜け出たような子どもたちが
透き通るような色彩で、ふわふわと舞うように遊んでいた。
あまりにもかわいくて、きれいで愛しくて
私は何枚も写真を撮った。

夢の中で、夢中になって写真を撮っていた。
デジカメのモニターを確かめると、街並みも子どもたちも
絵のような雰囲気のまま、ちゃんと写っていた。
そして私は「これは夢だから写真は残らないのだろうな」と
不思議に冷静に考えて、残念に思っているのだった。

目が覚めた。
やっぱり夢だった。
夢のような風景は夢の中だけのものだった。
撮った写真も向こうの世界に置いてきてしまった。
夢の写真が撮れたらいいのに。

夕方、回覧板を持って外に出たら、空がきれいだった。
そのまま少し歩いてみた。
風は冷たいけれど、雲は暖かい優しい色だ。
磨かれた空を流れる薔薇色の雲、金色の天使のはしご。

夢の中じゃなくても、
こちらの世界も、こんなにも美しい。


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