ひとりごと
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誘惑のクリスマスローズ 2004年01月24日(土)

来週は、夫の両親の誕生日が相次いで待っている。
母には美しい小物を見つけて注文したものがもうすぐ届く。
そして園芸好きの父には花を贈ろうと思った。
どうせプレゼントするなら少し変わっているものの方がいい。
私は完全防寒スタイルに着膨れて自転車をこぎだした。

いつも自転車で行く一番近いホームセンターは
実は山野草やクリスマスローズの品揃えの豊かさで有名なお店らしい。
ネットの花好き仲間がオフ会でも訪れるそうだ。
今のシーズンならクリスマスローズ。
美しい品種がいっぱい入っているという噂を聞いて
父にぴったりの花を探しに行った。

本当に今日は寒い、寒い。
でも一生懸命自転車をこいでいたら、ぽっぽと暑くなった。
湯気が出そうな頭のまま、クリスマスローズのコーナーに行った。

きれい〜!
いろんな色や形のものが本当にたくさん。
クリスマスローズの花々が愛らしい顔を揺らしていた。
どこからどう見ていいのか迷ってしまう。
ふわふわ浮かれて、まだ暑いまま花の置いてある台の間を歩き回った。
すると奥のほうの台の前で、同じように悩んでいる人を発見。
もしや、と思ったら、やっぱりネットの花友だちだった。

思わぬ場所での久しぶりの再会に喜んで、
そしてお互いの着膨れた格好を見て笑いあった。
仲間に出会えて嬉しい。
プレゼント選びも、花に詳しいこの先輩がついていたら心強い。

その方は、1時間も前からここにいるのだと言う。
足元のかごには、もう3鉢のクリスマスローズが入っていた。
それぞれに違う色や形や特徴の、みんなかわいい花だった。

クリスマスローズ、本当になんてバラエティに富んだ花なのだろう。
花びらの形、色、模様、蕊の色や形、1株ずつみんな違うのではないかと思えるほど。
そして個性的なそれぞれがみな魅力的だ。
私はコレクタータイプではないし、植える場所もないので、
新しい品種を次々とほしくなることはないのだけれど、
それでもこんなかわいい花たちを見ると連れ帰ってしまいたくなる。
でも今日は、父へのプレゼント探し。
一番好きそうな、素敵な花を選ばなくては!

さんざん悩んで、ひと鉢選んでかごに入れては違うものと取り替えたり
選びきれなくて両手にひとつずつ持って歩き回ってみたり。
きっとどれを選んでも父は喜んでくれるとは思うのだけれど。
よく考え、友だちに相談して、やっとそのひと鉢を決めた。
花びらはフリルのようにひらひらとして、色は淡いワインに濃いワインの覆輪。
たっぷりとしたクリーム色の蕊を濃い色のネクタリーが取り巻いている。
葉とのバランスもよく、姿が美しくて、一番気に入った株だった。
素敵な花が選べて大満足でかごを持ってレジに立った。
そのかごの中には、プレゼントのほかにも3鉢のクリスマスローズが…。
私としたことが、かわいい花の誘惑に負けてしまったのだった。

長いこと寒い園芸売り場に立っていて、すっかり体が冷えてしまった。
同じように誘惑に負けて5鉢お持ち帰りの友だちとベーカリーカフェで一休み。
甘いケーキとミルクティーで体を温めながら、
クリスマスローズの話や薔薇の話で盛り上がった。
ふたりとも、ちょっとハイテンションだったのは、
かわいいクリスマスローズを、ちょっと思い切って買ってしまったからかな。

この冬は、もうクリスマスローズは増やさない!
と宣言したけれど、あのお店に行ってしまったら危ない。
かわいい冬の貴婦人たちが顔をそろえて誘惑しているのだもの。


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