ひとりごと
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歯医者さん終わり 2004年01月21日(水)

紙のエプロンをつけて、おだやかなBGMの流れる暖かい診療室で
寝心地のいいリクライニングの診察椅子に座り
うとうとしながら治療の順番を待っていた。
今日に限って、待ち時間が長かった。
目の前の時計を見ると、この椅子に座ってからもう30分近くたっていた。

忘れられたのかな。
あまりよく眠っているからそっとしておこう、なんて
気を利かせてくれたのかしら。
たしかに、3本立ての夢など見ていたけれど。
目が覚めるたびに、ここがどこだか一瞬わからないんだ。
その感覚はちょっとおもしろい。
でも、もう眠らない。
ちゃんと目を開けていよう。

でも椅子に座ったままではそんなに見るものもなく
また眠くなってしまいそうだった。
首を横に向けて、明るい光が差し込む窓の方を見た。
「○○歯科医院」と裏返しの字が窓ガラスに書いてあった。
そして「電話XXX-XXXX http://〜…」と書いてあるのが読めた。
この歯医者さん、HPを持っているんだ。
家に帰ったら、すぐに見てみよう。
楽しみを見つけた。
そしてそれからすぐに先生がやってきて治療が始まった。

今日の治療は麻酔も打たず、簡単だった。
終わったあと手鏡を渡されて、治療したところを示された。
「それではこれで終わりです。また痛むようだったら早めに来てください。」
これで終わり?
終わった〜!

最後に簡単に歯磨きの説明を受けて診療室を出た。
「どうもありがとうございました。」
よかった。
やれやれ…。
2ヶ月の間、週に1、2度通った歯医者さんともしばらくお別れだ。

家に帰って、いつものようにすぐにパソコンのスイッチを入れて
忘れないうちに、歯医者さんのHPを探した。
同じ名前の歯科医院はいっぱいあったけれど、すぐに見つかった。
今、出てきたばかりの見慣れた受付がとてもきれいに写っていた。
スタッフの数人の女性もみんなにこやかで感じがよかった。
この人たちに、大口を開けているところを見られていたんだな。
ちょっと恥ずかしい…。

医院の場所の地図、診察時間、Q&A。
そして「院長の挨拶」。
男の人の顔のアップが出てきた。
間違いなく、いつものあの先生なのだろう。
けれど初めて見る顔。
そう、いつものあの大きなマスクがないから。
先生の目しか見たことがなかったのだもの。

へぇ〜。
こんな顔をしていたのね。

落ち着いた声から想像していたよりも若い、ほのぼのと優しい顔だった。
今まで10年以上も治療をしていただいているのに
初めて会うなんて、不思議な感じだった。

はじめまして。
いつもお世話になっています。
でもなるべくお世話にならないように気をつけます。

写真に向かって心の中でつぶやいた。

どうもありがとうございました。
これからは街の中や駅で会っても挨拶できますね。
それでは、さようなら。


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