ひとりごと
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お隣さんの家に行くと、パーティー会場のリビングのピアノに 今日のクリスマスパーティーのプログラムが貼ってあった。
プログラム 1、始めのことば 2、おしょくじ 3、ゲーム(クラッカー) 4、ゲーム(トランプ、ウノどっちか) 5、プレゼントこうかん 6、終わりのことば 7、イルミネーション見学(行きたい人)
プログラムどおりに行かないのがホームパーティー。 「1、始めのことば」は省略された。 子どもたちはシャンメリー、大人たちはワインで乾杯。 そして「2、おしょくじ」は、各家庭で持ち寄った バラエティーに富んだお料理をおいしくいただいた。 私はパエリアを作っていった。
「3、ゲーム(クラッカー)」?と思ったら、 まるでロシアンルーレットのようなクラッカーがあるのだった。 6本の紐のうち、パン!と紙ふぶきが飛び出すのは1つだけ。 みんな耳を押さえながらドキドキとひっぱった。 「4、ゲーム」は「トランプ、ウノどっちか」のはずだったのが 私が持っていったツイスターで盛り上がった。 大人たちは懐かしく、子どもたちには新鮮なこのゲームは やっている人はもちろん、見ている方まで楽しめる。 こんなに喜んでもらえるなんて、持って行ってよかったと嬉しく思う。 子どもたちは、来年サンタさんに頼むそうだ。
そしてメインイベント、「5、プレゼントこうかん」。 大人で参加するのは私だけだった。 8人の子どもたちと一緒に輪になって座って 「赤鼻のトナカイ」の歌に合わせてプレゼントを回していった。 最後に私の手に残ったのは、一番小さな紙袋。 5年生のヒライくんからのかわいいウサギのキイホルダーだった。 早速デジカメにつけると、ヒライくんは嬉しそうにおそろいだと話してくれた。 私が持っていった犬の形のブックエンドは3年生のユリちゃんの元へ行った。 犬好きのユリちゃんは喜んでくれた。 みんなでもらったばかりのプレゼントを見せ合いっこをした。
「6、終わりのことば」も省略され、子どもたちは外に飛び出した。 大人たちは静かになった部屋で、コーヒーとお菓子をゆっくりと味わい、 写真を見ながら猫の恵ちゃんの話をしたりした。 気がついたら外は暗くなっていた。 「洗濯物を入れなくちゃ!」と誰かが言い、一旦おひらきにすることにした。 そして20分後に家の前で待ち合わせをして、 今日のプログラムの最後、「7、イルミネーション見学」に出発する。
クリスマスイルミネーションは、この住宅街の名物だ。 ご近所さんたちも、庭木やフェンスに豆電球の灯りをちりばめたり 光る大きな人形を玄関前に置いたりしている。 それぞれの家で工夫がしてあって、見て歩くのは楽しい。 一人で歩くと寒い道も、みんなで散歩すると暖かいし恐くない。 たぶん今夜までのきらめく光を、ゆっくりと静かに見て歩いた。 歩きながら、灯りの話、庭の花の話、来年のハロウィンやクリスマスの話をした。 そして、いつか子どもたちが一緒に歩かなくなる何年後かの話をした。 1時間半をかけて光る街を歩き回り、家の前でお別れして会は終わった。
縁あってご近所に住むようになり、仲よくなった数件の家族たち。 本当にいい隣人たちに恵まれた。 これから先、何年も何十年もよろしく。 子どもたちが大きくなって巣立って行っても仲よくしよう。 こんな夜があったことをきっと懐かしく思い出すのだろう。
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