ひとりごと
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パン教室のクリスマス特別講座に行ってきた。 シュトーレンを前から作ってみたかった。 本当は月曜日の教室に申し込んでいた。 あんなに楽しみにしていたのに、それをどうしたことか うっかりして行くのを忘れて、今日に振り替えてもらったのだ。 でも月曜日、行かなくてよかったのかもしれない。 あの日、パン教室に行っていたら、 ピピちゃんの危篤の電話を受けられなかったかもしれない。 うちにいたい気分だったのは、ピピちゃんに呼び止められていたのかな…。
シュトーレンはクリスマスを待ちながら 少しずつ食べてゆくドイツの伝統のパン菓子。 たっぷりのフルーツとスパイスが利いたずっしりとしたシュトーレンを 薄く切って一切れずつ食べながらクリスマスを待つと言う。 11月から作り始めて、1ヶ月をかけておいしく熟成されていく。 作ってすぐに食べられるのもいいけれど そんなゆっくりとしたお菓子が私は好きだ。 待っているこの間にも、少しずつおいしくなっていくシュトーレン。
作ってみてびっくりしたのは、バターなどの材料をふんだんに使うこと。 フルーツやスパイスは多いだろうとは思っていたけれど バターが粉の半分も入るパンなんて! それだけにしっとりとこくがあり香り高く、保存も利くのだ。 さらに焼きあがったところで、溶かしバターをたっぷりと塗りつけ (本場では、溶かしバターにドブンと浸すらしい!) お砂糖もこれまたたっぷりと真っ白にまぶしつける。 これも何より保存のため、そしてやっぱりおいしさの秘訣。 でもどんなにおいしくても、作り方を知ってしまうと あまり厚く切っては食べられなくなってしまうなぁ。 これだけ濃厚なお菓子は、やっぱり薄く切って少しずつ味わうのがいいのだろうな。
とにかく先生の説明どおり、たっぷりのバターとお砂糖をまぶして リッチで、でも素朴な形の香り高いシュトーレンはできあがった。 試食で焼きたてほやほやのシュトーレンをいただいたら フルーツケーキとパンの間のような味わいでとてもおいしかった。 「2、3日したら味が馴染んできますが、1週間後くらいがおいしいですよ。」 とのことだった。
できあがったばかりの私のシュトーレンは、これからどんどんおいしくなっていく。 ちょうどクリスマスごろが一番おいしくなるときだけれど 日曜日、友だちが集まってのパーティーに切ってみよう。 23日にやって来る、母や妹たちにも食べてもらおう。 それでまだ残っていたら、一番おいしい時期に夫と食べよう。 まだツリーも出していない、のんびりぼんやりの私のクリスマス準備が シュトーレン作りからやっと始まった。
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