ひとりごと
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ピピちゃん 2003年12月15日(月)

ピーちゃん(仮称)は、14日でうちに来てちょうど1ヶ月。
夫と話し合って、正式に名前をつけた。
その名は、ピピちゃん。
シンプルだけれど、小鳥らしくてかわいい名前だ。
これからは、もう(仮称)はなしでピピちゃんと呼ぶ。
そんな名前がついた日、ピピちゃんは天国へと飛び立った。

昼間、買っておいたインコの大好きなイカの甲を箱から出すと
2箱なのに、3つも入っていた。
べべとジュジュと、そしてピピちゃんの分だ!
嬉しくて、ピピちゃんのかごにもイカの甲をとりつけた。
いつ帰ってきてもいいように、ピピちゃんのかごはきれいに掃除してある。
大好きなおもちゃもそのままついている。
ピピちゃんが元気になって帰ってくるのをみんなが待っていた。

絶対に元気になって帰ってくると信じて疑わなかった。
だから、夕方病院から電話がかかってきたときも
先生の暗い声を聞いても、危篤だなんて信じられなかった。
その格好のまま、上着だけ羽織って家を飛び出した。
もしかしたら、私の顔を見て持ち直してくれるかもしれない。
このままだなんてこと、あるわけはない。
昼間は元気にごはんを食べてたって先生もおっしゃっていた。

じりじりとなかなか進まない各駅停車の電車の中で
握り締めていた携帯電話が震えて知らせた。
私はピピちゃんの最期に間に合わなかったのだ。
電車を降りて、走って入った診察室で
まだ温かいピピちゃんが静かに横たわって待っていた。

ごめんね。
飼い主さんに会いたかったよね。
おうちに帰りたかったよね。
知らないところで苦しくなって心細かったよね。
でもがんばったのね。
先生がいてくれてよかったね。
ごはんを一生懸命食べて元気になろうとしていたのよね。
なのに助けてあげられなくてごめんね。
おうちに帰してあげられなくてごめんね。
ピピちゃんと呼ばせてね。
うちに連れて帰らせてね。
もう家族なんだもの。

彼との短かった楽しい暮らしがよみがえる。
無邪気な仕草やかわいい声が今も浮かぶ。
あの子はふわりと舞い降りた天使だった。
天使は空へと帰っていった。

うちに来てくれてありがとう。
大好きよ。
かわいいピピちゃん。


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