ひとりごと
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日蝕という名のパンジー 2003年12月04日(木)

日の光に恵まれた今日、まず布団を干した。
洗濯機を回した。
そして庭に飛び出た。
球根たちが植えつけられるのを待っている。

テラスに出たら、誰かに呼び止められた気がした。
足元を見たら、花が一輪咲いていた。
友だちにもらったパンジーの苗。
その最初の花が咲いたのだった。

私の種蒔きしたパンジーたちはまだまだチビッコ。
そして今年は苗も買っていない。
今日咲いたこの子はこのシーズン初めてのパンジーだ!

高くなり始めたおだやかな陽射しの中でたおやかに、
でもまっすぐに顔を上げて咲いている濃紫の花。
その名はエクリプス。
日蝕、または月蝕の意味だ。
くっきりと美しい白い覆輪は
この前南極からの中継を見たばかりの日蝕のクライマックス、
ダイヤモンドリングを思い出させた。
白いリングは太陽のコロナだ。
濃紫は逆光になった月の影だ。

背中を温める太陽を感じながら
小さな花の中の宇宙に見とれてしまった。
やがて来る凍える冬にも、チューリップが咲く夢のような春にも
いくつもの日蝕がここで咲いてくれるのだろう。

まだ冬が来たばかりなのに、春の花に出会えて嬉しかった。
陽だまりにエクリプスの鉢をそっと置いた。
さあ、暖かい日のあるうちに
楽しく頭を悩ませながら球根を庭や鉢に埋め込んでいこう。


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