ひとりごと
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ピーちゃん脱出! 2003年12月01日(月)

夕食の支度をしていると
ピーちゃん(仮称)のさえずりが賑やかにはっきりと聞こえてきた。

もう布をかぶせて寝かせたはずなのだけれど
テレビの音で起きてしまったのかな。
昔トトは夫が帰ってくる音を耳聡く聞きつけて
こんなふうに、高くさえずって歓迎していたっけな。

そんなことを思っていたら、本当に夫が帰ってきた。
「おかえりなさい。ピーちゃん、帰ってくるのをわかって喜んでいるのかしら。」
と、出迎えながら言うと、
「鳥、そこにいるよ。」と夫。
指さすほうを見上げると、ピーちゃんはカーテンレールにとまって
楽しそうに高らかに歌っているのだった。

え!?かごの戸を閉め忘れていた?
あわてて布をめくりあげてみたけれど、かごの扉は開いていなかった。
ピーちゃん、自分でかごを開けて出てしまったんだ!
そう言えば、最初のころからガチャガチャと扉をいじっていたっけ。
ついに開け方を覚えて脱出してしまったのだ。

私たちはピーちゃんの声を聞き、姿を見ながら食事をした。
ピーちゃんも、おなかがすいたら戻るだろう、とそのままにしておいたけれど
かごに入る気配はちっともなかった。
食事が終わったあとも、カーテンレールや照明の間を飛び回り
ひとりで楽しそうに遊んでいた。
私たちは、ときどき髪や頬にピーちゃんが飛ぶ風を感じながら
本を読んだり、パソコンに向かったりしていた。
それは懐かしい感じだった。

結局ピーちゃんは自分からはかごに戻らない。
電灯を消して、布をかぶせて捕まえたらいいのだけれど
恐がるようなこと、嫌われるようなことはなるべくしたくない。
自分で得た自由をしばらく楽しませてやろう。

もしかしてピーちゃんは、前の家にいたときも、
自分でかごを開けて飛び出してしまったのかもしれない。
これ以上、放浪はさせたくない。
つい飛んで出てしまって、この寒空の下でピーちゃんが凍えることがないように
これからは、扉が開かないように留めておこう。

せっかく開けることを覚えたのにごめんね。
また昼間にべべと一緒に部屋の中を飛んで遊ぼうね。


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