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----------2005年12月20日(火) そろそろ題名を消そうかと思うのだけれど
■思うところあって今年の休みを明日をのぞいてすべて返上した。逸れていくのなら縛ってしまうしかない。見たくないものは見られないようにしてしまうしかない。
■彼と彼女が奏でる音楽など、耳の奥に住まう龍神が許すわけもなく。二つの音が溶け合って絡み合うところなんて想像するのもごめんだ。酔って、よろけて、叫ぶだろう、私の声こそ、私の声でなければ、
■彼女に腹式呼吸を教えたのは、私だった。
■それは喪われてしまったのだから。永遠に、喪われてしまったのだから。暗く冷たい海の底へと消えていってしまったのだから。どれだけ言い聞かせても、それは舞い戻ってくる。60余年のときを隔ててでも。
■記憶を燃やすことはできないのだ。多分私は思い出すだろう。息絶えるその日まで、思い出し続けるだろう。それで、いい。
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