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----------2005年11月08日(火) それだけ教に、入るんだ。

朝7時起床、のつもりが起きたら7時40分。お弁当作る、というかご飯と冷蔵庫の残り物を詰める。化粧をする、時間はないのでサングラスをかけて自転車に飛び乗る。

8時45分会社着。

21時30分退社。22時過ぎに帰宅。

うどん啜ってお風呂入ったらもう1時半。

それだけ。

・・・ほんっとうにそれだけ。どこ絞ってもそれだけ。どうしようもなくそれだけ。

こうしてヒトの精神は緩慢に死んでいく。夜ごとのささやかなる抵抗は巨大な「それだけ」に踏み潰されていく。そして「それだけ」で何が悪い、と開き直る。「それだけ」あれば十分生きていけるじゃないか、「それだけ」以外はいわばフリル、余計な、無駄なものじゃないか? 「それだけ」あれば何もいらない。どうか「それだけ」様、明日も私を踏み潰してください。「それだけ」教に入信したらきっと明るい明日が、何も迷わずに済む、何も悩まずに済む、何も考えなくて済む単純にして明快な明日がぱああっと眼前に開けてくるんですよね、きっとそれこそが生きていくということなのですよね、「それだけ」に抵抗しようとするのは「生活」に抵抗しようとすること、「それだけ」に仕えることこそがこれ至上命令、私は確かに今神の声を聞いた。

「それだけー!!!!」

んなわけねえだろ。