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----------2005年10月10日(月) 064-068
064 そして目覚めればまるで自分のまわりだけ地球がよけいに7回くらいは自転したかのような眩暈、眩暈、眩暈。もはやそれ以外の用途があるのかないのかよく分からなくなった携帯電話を摑んで「休みます」と電話。
065 呆れたようなもしくは見放したような声の「お大事に」の後ろに「またか」というため息を感じ取る。またです、またです、すみません。でもそれは降り続く雨のせいですから。
066 そういえばよく学校を休む子だった。登校拒否、というのではないけれど。学校を休んで、ギターの練習をして、振り付けを考えて、午後3時に学校に行って、部活をして、先生と出くわして、あれおまえ今日たしか・・・と言われる前に走って逃げたりしていた。
067 でも今は別に休んでもすることがない。氷嚢を目の上に乗せてぼんやりと音楽を聞いているだけ。
068 人生の昼下がり。なんちて。
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