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----------2005年10月11日(火) 069-074
069 もううろ覚えだけれどいつか小林康夫が「自我を整理しきれていない論文は醜悪だ」っていうような内容のことをテレビでしゃべってた。たしかに自我は学術的に意味を持たない。「私が」そう思ったところで客観的な根拠は皆無だから。けれど物語はどうだろうか。
070 「私が」白い紙に文字を記し(それは今現在キーを打って白い画面に文字を出現させ、なわけだが)、「私が」上と下を決め、時間の流れを決め、人物を作り出し、会話をさせ、そうして「私が」ピリオドを打たなければ物語は成立しない。
071 分裂した自我が必要かもしれない。もしくは多面的な自我。入り口と出口を多数備えた自我。100の目を持つ自我。
072 ああもうなんか書いてることめちゃくちゃ。吐き気がとまらねえよちくしょう。
073 とにかく、アニムスを、孵化させること。いったい何年孕んでいる? たとえ二次元に表出したそれが醜悪なものであってもこの際かまわないじゃないか。でなければ新しいものを宿すことはできないのだから。
074 一日に、10分でも。
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