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----------2005年10月08日(土) 049-055

049 キミが自分で思っているほどキミはいい人ではないし勤勉でも努力家でも可愛らしくもない、それと同様にキミが自分で思っているほどキミは悪い人ではないし愚図でも怠け者でも可哀想でもない。

050 五分の四を差し引いて、皆中庸の道を往く。

051 小雨の降る夜道、突然視界に煌く白色灯。それは不動産屋の看板で、物件が豊富なこと、対応が早いことなどを謳って客寄せをしている。だがあまりに眩しすぎて、人は目を逸らす。不快感さえ抱きながら。

052 過剰に宣伝するものにかぎってたいしたことない。

053 雨、やまないね。

054 逆引き広辞苑で「雨」を調べてみる。淫雨(いんう/長く降り続いている雨)、暁雨(ぎょうう/夜明けに降る雨)、慈雨(じう/恵みの雨)、翠雨(すいう/青葉に降りそそぐ雨)、瑞雨(ずいう/穀物の成長を促す雨)、涙雨(なみだあめ/悲しみの涙が化して降るという雨)、などなど。

055 語彙が自分を限界づけるのならせめて少しずつでもささやかな抵抗を開始してみようじゃないか、と思う。