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----------2005年05月25日(水) 海へ行く

海なんてちっとも好きじゃないけど(日焼けはするしガキンチョだらけだしだいたい泳げないんだし)、この季節ならきっとまだ人も少ないだろうし、それに今月はなんといっても「海綿」なんだしな、と思い立って淡輪までごとごと電車に揺られて行ってみた。今のうちに行っておかないと、もうすぐここは「ときめきビーチ」という情けないビーチになってしまう(ちなみに隣接する箱作の海水浴場は「ぴちぴちビーチ」である。名付け親は一度病院に行ったほうがいい)。

5月の淡輪は、潮干狩りを楽しむ家族連れ、犬の散歩にやってくる近所の人たち、何が釣れるのか知らないけどとにかく釣り糸を垂れている定年後の老人たち、で閑散としていた。

とにかく閑散としていた。

海と、空と、(多分人工の)砂浜と、そして関西国際空港に離着陸する飛行機がたてる鈍いエンジンの音だけがどこまでも広がっていた。

売店で冷たいビールを買って、砂浜に寝転がる。最後に海の水に触れたのは、海綿がまだ図書館のかたつむりになりたてのころ、ポルトガルのナザレという海沿いの小さな町(村、かもしれない)の果てしない遠浅の海で、だったことを思い出した。そしてビールの缶が3本並んだころ、

あーもーなにもかもどーでもええわー

と心の底から思った。




海綿のお友達かな。干からびてたけど。

ルールその25:休みの日、仕事のことは絶対に考えないこと。