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----------2005年05月04日(水) 「田んぼのたにし」再び

夢の中で古い歌謡曲がありえない音量で流れる。そうしてその音に起こされて激怒しながら会社に行こうとするのだけれどどんなに自転車をこいでもたどり着かない。場面がすっと入れ替わり、会社には着いた様子なのに今度は自分のロッカーが見つからない。「おはようございます」という挨拶がうまく声にならない、動けない。

皆が見ている、こちらを見ている、様子が変だ、いったいどうしたんだ、朝礼ははじまっている、何故ここに来ない、視線が集中する、トゲのように突き刺さってくる、それもこれも全部あの古い歌謡曲のせいだ、と汗をダラダラ流している、ところで目が覚めた海綿は今日一日ひどく機嫌が悪かった。貝殻をかぶって端末を打っていると随分前に見た夢のことが思い出されてますます不機嫌になった、「田んぼのたにし」。

職場のことを夢に見たのはそれ以来のことだ、多分。あのときの「田んぼのたにし」という暗示的な言葉は今日のこの日のために用意されていたのだろうか? 随分と立派な「田んぼのたにし」になったものだ、と海綿は思う、そうして皮肉な笑いを浮かべてみせる。

ルールその4:NINE INCH NAILSはヘッドフォンで聞くこと。