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----------2005年02月13日(日) 自由だ
「祈るためにひざまずくことができない。いわば私の膝が硬いからである。私が柔らかくなれば、(私が)くずれてしまうのではないかと心配なのだ。」(ヴィトゲンシュタイン「反哲学的断章―文化と価値」/青土社)
泣こうと思えばいくらでも泣けるはずなのに私の眼はそれを拒否して乾ききっている。
ここで、膝を折ったら、終わりだ。
私の膝は、硬い。
もう神様はいないのだから、私はもう、祈らない。
「自由だ。」
と無理矢理微笑んでみる。私は最後のハードルを越えた。
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