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----------2004年12月31日(金) 決別の年

「なによりも、なによりも、おまえの力強さを殺し滅ぼす現存を受け入れるな。
おまえを弱めるものを受け入れるな。」
(「ロール遺稿集」/リブロポート)

今年は様々なものと決別した。
3年と少し、あまり幸福ではなかった時間を一緒に過ごした男と決別した。
長く「友達」であったはずの人とも決別した。
アルコール漬けの日々とも決別した。
スカートと決別し、アイラインと、巻いた髪とガータベルトと決別し、「女」と決別した。

そうして私は少しだけ強くなった。

冷たくなった、だけなのかもしれない、無頓着になった、だけなのかもしれない。

けれどとにかく私はもう二度と、甘ったるい水が自分の中に流れ込むのを許さない。

私は決して強くない、でも弱くもない。

今、私は真空を耐えている。