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----------2004年12月30日(木) そんな大層な
「ヨブの苦しみと神の賭がなぜ突然終わるのかは、簡単には理解できない。ヨブが死なないかぎり、この無用の苦しみはいつまでも続きそうである。しかしわれわれはこの出来事の背後に眼を向けなければならない。その背後でならば、何事かが・すなわちこの無実の苦しみに対する補償が・次第に形をなしつつあったということも、ありえないことではないであろう。」(C・G・ユング「ヨブへの答え」/みすず書房)
ヨブは結局復権を許されて140歳の長寿をまっとうすんだけどさ。
すべては己で望んだこと、この労働は1月15日には必ず給与明細に反映される、決して無用の苦しみではない、そして今までさんざん「怠惰」の罪を貪ってきた私は「無実」ではない、だからそんなヨブ記なんて大層なものを思い浮かべるのはお門違いだってことくらい分かっちゃいるんだけれどヨブに倣って「全能者よ、わたしに答えよ」と問うてみたくもなる、連勤6日目セイリ2日目11時間労働。
いつかきっといつかきっといつかきっとと奴隷の思考を繰り返す。
いつかきっと・・・・何だ?
それすら見失っているくせに。
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