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----------2004年12月06日(月) 何もしないでいる

「最高の時間は何もしていないときだって場合も多い。何もせずに、人生について考え、反芻する。たとえば、すべては無意味だと考えるとする。でもそう考えるなら、まったく無意味ではなくなる。なぜならこっちはすべての無意味さに気づいているわけで、無意味さに対するその自覚が、ほとんど意味のようなものを生み出すのだ。わかるかな? 要するに、楽観的な悲観主義。」(チャールズ・ブコウスキー「パルプ」/新潮文庫)

多分それがグノーシス主義の本質。

「自覚」は人を救う、多分、きっと。

もうたいがい疲れてるんだから休みの日くらい何もせずに眠ったほうがいい、ゆっくり、たっぷり、何にも考えず眠ったほうがいいんだ、っていう自覚が私を救う、多分、きっと。

ほんとうに、何もしないでいることは、ほんとうに、難しい。