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----------2004年12月03日(金) チック・・・・・・・・・・・・・・・・タック。
「チックはささやかなる創世記でありタックは微力なる黙示録である。」(フランク・カーモード「終りの意識―虚構理論の研究」/国文社)
チック、
時計の針が14400回チックタックを刻む。
タック。
現代の黙示録はタイムシートの形をとってあらわれる、らしい。
終わりは安堵である。終わりのないものを人は耐えることができない。もしもその「冒険」にエンディングが用意されていなかったとしたら人はその物語から永遠に解放されないのだ。「冒険」を楽しむために終わりを引き伸ばすことは可能である、けれど終わらない物語は存在しない。
終わらないものは何一つとしてない。
永久機関など永遠の夢だ。
反復に反復を重ね反復を掛け合わせて反復を増幅し反復に埋め尽くされてもタックは必ずやってくる、タックは反復を耐えるための合言葉だ。そのとき黙示録は決して微力ではない、たとえまたすぐに別のチックがはじまるとしても。
チック、タック、チック、タック、チック、タック、
チック・・・・・・・・・・・・・・・・タック。
・・・・・・・・・・・・・・・・が時に人生、と呼ばれる。
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