自分を叱咤
自分に素直になることと、彼に伝えることは違う。
彼の声を聞けるわずかな時間が支え。
だけどそろそろ身体が悲鳴を上げだした。
だからラクになりたくて、持っていた胃薬を飲んだ。
このままじゃ、また出血しそう。
黙っていられなくなって彼にメールした。

すぐに電話があった。
忙しい合間に何度もかけてくれる。

辞めてしまいたい。
でも、次を探す気力がない。
このままじっとしていたい。
でも、もう行きたくない。
ぐるぐる同じところを回り、胃が壊れそうな予感。
前は、背中が痛むまで気がつかなかった。

前までの彼なら、風邪引いたのかなだったのに。
ストレスだねと言ってくれた。

彼がこの日記を知りながら黙っていたのは
見つけても知らんふりしていてと、私が頼んだからみたい。
覚えてなかった。
それに見つかると思わなかった。

彼が自分の書いている場所を教えてくれた。
読んでもいいと言われてのに、なかなか開けなかったのは
怖かったから。
私へのラブレターみたいなものと聞いていたけれど。

思い切って読んだ。
一日目は、くすっと笑ってしまった。
彼には私が時間にルーズと思われている。
なぜか彼との約束の時間に遅れてしまうから。
Sちゃんとの待ち合わせには30分前にについてしまった。
幼馴染との場合は10分前。
待たせるより待つことのほうが圧倒的に多い待ち合わせ。
彼との場合、待たせて場所までわからなくなった。

1ヶ月に満たない日記は、彼が話してくれたそのままの
ことが記されていた。
柔らかい丁寧な書き方が、余計に私の胸を締め付けた。
読み進めると涙が零れた。
彼の優しさが溢れていた。
もう読まないから書き続けてと伝えた。

彼と過ごすわずかな時間が、私の毎日を支えている。
仕事を休んでも、会社に行っても緊張したまま。
1時間に満たなくても彼と過ごす時間が拠りどころ。

2005年03月01日(火)

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