恋情
彼の問題は、私が思っていたことではなかった。
青天の霹靂のような新展開。
彼から詳しい事情を聞いた。
2日続けて、仕事どころではない騒ぎにあい
それでも深夜に話してくれた。
そして、今日また長いメールが来た。
私は時間をかけて返事を書いた。
彼は苦しみながらも、私の傍にいられないことを
嘆き、私に我慢させて寂しい思いをさせていると
謝ってくれていた。
今の我慢は、未来の喜びに繋がる。
あてもなく希望もなく「今」だけを生きていた
息苦しいあの頃とは違う。
彼から写真が届いた。
髪を切った彼は微笑んでいる。
去年の12月、彼はメールや電話で連絡を取り合い
友達でいようと思っていたそうだ。
私が幸せでいるなら、私への思いを持ち続けながら
今の生活を続けようとしていた。
やまに感じる友情は、彼には持てない。
彼の顔を見て、彼の声を聞き、彼に触れた
再会は、友情ではなく恋情だった。
私は二度と彼を失いたくない。
2005年02月13日(日)
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