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2005年12月30日(金)
一生大事にして行くつもりだった恋が終わったけれども、そこそこ楽しく、そこそこしんどかった1年が終わろうとしていました。 26日から昨日までは仕事しかしていませんでした。 昨日は飲み過ぎて、夜遅く会社で目が覚めて、一人ぼっちではなかったけど、起こして欲しかったなあと思いつつ、眠ってしまった時間を取り戻すために、ほぼ朝帰りで仕事をしました。 最近親密な感じが戻って来た彼女にはものすごく叱られて平謝りに謝ったけど、夜、ある人から電話が架かって来て、席を外そうとする姿にピンと来ました。
彼女然とした姿のその陰で、男を口説いていたようでした。 しかも詰め寄るつばさに対して、「いや、もうつばさん『で』いいの、だから待って」と本音丸出しの支離滅裂です。
男には見込みがなかったらしく、2階に上がってしばらく話していたけども、結局は振られたようでした。 しかしその間、つばさは気がふれたように泣いていました。 どこかで「足元がぽっかり開いて奈落に落ちていくようだった」と言う表現を読んだか聞いたかした事があります。
正にそれでした。 心底信じている人間が、いともたやすく自分を裏切る瞬間が、こんなに恐ろしいものだとは、40超えるまで知らなんだ。 生涯の中でこれ以上は無い自分の愚かさを嘲い、この世で最低のとんまだと思い、悔しくて口惜しくて大声で泣きました。 隣で大家さんが緊張している事がわかるくらい、醒めた頭と死にたいほどの羞恥心で、とにかくわんわん泣いていました。
彼女が慰めに降りてくる事はついぞありませんでした。 あぷに「どうしよう、狂ったみたいに泣いてるよ」と相談の電話をしてる声が聞こえて来るのが、自分の愚かさを自ら嘲る気持ちが後押しをします。 はっきり、もう隣にいる人間でなくなったことが本当に顕かで、これ以上の屈辱はありません。 振られる事が悲しい事ではなく、屈辱になるのは、つばさの性根の問題で自業自得ですが、一生分の恥をかいたような気分でした。
それでも好きだったのかと思うと、無性に恥ずかしい。
人を愛する気持ちがある、つばさがいけないのか、都合良く立ち回る向こうがいけないのか、なんだかわからない世界です。
自分を卑屈に恥ずかしがっている側で、彼女のランキングも地に落ちて行きます。 A以下だ。 お前なんか!
地獄なんか死ななくても味わえる。
しかし一番悲しいのは、どっぷりと不幸に漬かって、ずっとメソメソできない、この強い性格。 2時間でも3時間でも泣いていたい気分なのに。
30分で打ち止め。 くやしかー。
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