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2005年09月15日(木)
時期はずれの夏休みをとる時がやって来ました。
彼女は勝手な日程で遊んだのでお金も興味もないようなので置いていきます。 今回もファンカーゴに乗って西へ行ってみようと思います。 どこまで行けるでしょうか。 折り返し地点は蒜山高原に決めました。 つばさはもう帰郷したくても帰れない子供ではありませんが、誰に対して帰ればいいのかわからない状態になってしまいました。 彼女も眷族で、田舎に帰る家が無くなっていますが、帰る友達がいるのでつばさとはちょっと違います。 つばさにも帰る友達がいるにはいますが、誰と言う訳でもない30年前の友人たちです。
まだ、ちゃんと会えないや。
つまらない大人になったものですが、いいえ、子供のままだから会えないのです。 大人だったら会いに行くんだが、大人になるための梯子を自分で外してしまった。 もう道で通りすがりに出会っても、30年前の旧友を何人気づけるか解かりません。 でも、向こうは顔立ちがあまり変わらないつばさを、たちまちに気づくでしょう。
それがもっといやです。
でも故郷を抜けて蒜山へ行きます。 蒜山にはジャージー牛がいるし、ジャージー牛乳があるし、ジャージープリンがあるし、だから行きます。
出かけるための荷造りをしていると、「よもぎ」の檻からミューミュー声がします。 うるさいなあと思って覗くと。
うわ。わぁ。わぁ。わぁ。何だ、あのちっこいの。 おわーーーーーーーーーーーーーっ。ホタルイカがあぁぁぁぁぁあっ!
生まれてますよ、子供が。どうすんだよ6匹くらいいるだろ。 ねずみ、2週間で親になります。ねずみ算式に増えたら飼えなくなります。 わーーーーーーーーーーーーっ。早く隔離しろーーーーーーーーーっ!
と言い残して旅に出ます。若干呆然気味に笑ってる彼女達が面白い(笑)。
出かけると実家に告げに行くと、にたにたニヤニヤ、おかーたまが着いて来ます。 まあまあ、まあまあと言いながら熱海までは一緒にドライブしました。 さすがにここから先は単独で帰る足もお足も無いという事で、下りて帰って行きました。
なぜ、と言われても困りますが、彼女が旅宿に一人でふらりと行きたくなるように、つばさも車に乗ってどんどん行きたいのです。 初旅のあの感動は忘れられないのです。ちょっと走ると県が変わる。ずっと走ると歩いて来れないところまで車は移動できます。
大地が続いていると言う当たり前の事が、楽しくてたまらなかったあの頃に、どうしても戻りたくなるのです。
しかし、働き過ぎですな。 やたら、眠い。
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