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2005年09月16日(金)
寝るのを惜しんだことは後々良くない結果を生む事になりますが、それは後のお話で、助手席が空な事に一抹の寂しさを感じながらも、ヽ( )`ε´( )ノ ブーブー!! (●`ε´●)ぷっぷくぷ〜と言われる事も無い旅は嬉しくもあります。
でも、走り進めて行く内に一人ではだめな自分に仕込まれている事が解って来ました。 友達とワイワイしてなくてもいいからやっぱり彼女と動き回るのが一番嬉しいらしいつばさです。
それは認めるが。
着いて来ない者は仕方ない。もう最近は、つばさだって薄々感じ始めていたのです。 でも弱いから否定したくなる訳です。未練がましいから信じたくない訳です。 つばさがいないと夜も昼も無いような事を言っていた彼女が、既につばさから離れている事は。 つばさが一番ではない行動を取る事は、何も選挙があったからじゃなく、いやその活動を通してきっとつばさどっぷりで置いて来た物を思い出してでもしまったのかもしれません。 それはいけない事ではありません。 そんな風にしたくなかったから、若い子だからこそ、自由にしてきた。 仕事ばっかりになって寂しいだろうからそうして来た。 そうしたら世間一般の優しいがために失敗した亭主みたいになってしまった。
さみしいな。
そういう気持ちは認めない事にして、走り続けます。 車の中で昼夜がメチャメチャになるのがつばさは好きです。 ど真夜中に走ってたり、黎明を山道で見たり、とても好きです。 走るたびに道事情が良くなる国土を見て、違う意味で切なくなります。 つばさは今、41で、自分ではいつもは本当に一切忘れて生きてるけど、若くはありません。 おかげで遅まきに取ったこの運転免許で国が変わるのを見ています。 つばさの死んだ後に、もっともっと便利な道ができて、国が整備されて行くんだなと思ったら悲しいやら寂しいやら(笑)。 その道をもっともっと走りたいけど、その頃にはハンドルを握ってはならない年齢だったり、死んでたりするんだなと思ったら儚い気持ちになりました。
でも、無事に帰らなきゃ。おかーたまが、「この旅でお前は必ず事故を起こす。死んだら困るから行くな」と予言したから。 ビクビクしながらでも行くんだから、きっと予言を受けても受けなくても運命を変えない奴は変えないんだな。
心なしかハンドル捌きが危ない?と言うか、乗りなれたファンカーゴなのに、後方確認が全然できないんですよ。急に借りたから古っちいの貸してくれたし。 運転に不向きな体調で出かけた事を気づいたのは深夜の掛川で。 何度も通った道のはずなのに、どうしても高速に入ろうとしてしまいます。 ボケ老人じゃないんだから、ほら追突されそうだよ。
それでも夜明けには長島温泉まで走ったからすごいよね。おいらも。 温泉が開くまで待ってるのがちょっと辛かったけど、いいお湯だった。 また仮眠を取ったら遊園地に寄って行く時間は無いみたいだから出かける事にしました。 近畿に住む友達を見舞いに向かいます。喉にガンができたと言ってたから。 前に会った時にはハッキリ解かる瘤になっていて、とにかく会いに行きます。 夜中に着きました。 住所を聞いて、近所だと言うセブンイレブンで待っていたら、その友達は現れるなり、つばさをぎゅうっと抱きしめて号泣し始めました。 通りかかる人、特に女性が異様な目で見て行きます(笑)。 離れないので、つばさも抱き返していたからです≧(´▽`)≦アハハハ。
辛かったんだねえ。良くは解からないんだけど、辛かったんだねえ。 でもつばさ、たまにしか傍に居てあげられないんだよ。
深夜の他人の家に上がりこみます。 泊まるつもりはありませんでした。裕福そうに見えたのはおいらが貧乏だからですか? それでもいろいろ話を聞いていて、お題目を教えてきました。
と、突如、ドアが開いてその子のお母さんが! おいらを見て悲鳴も上げられないほど驚いたようです。 やばい、心臓麻痺にならないか? 追い出されもせずに挨拶をしました。 明るく笑うつばさを見て、「今までの友達で一番いいね。どんどん来てもらいなさい」と言われました。
今までどんな人が来てたんだよ。
2時間ほど横にならせてもらって、引き止められるのも断って後にしました。 携帯に「死のうと思うといつも現れる」とメールが届いていました。
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