ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年03月09日(月) 遠い目で見る

冬の名残をそのままに日中も冷たい風が吹く。

「もう何があっても」と思う。

確かな春の訪れに寒さが少しも辛くなかった。


白木蓮があっという間に満開になる。

花の命は短く直ぐに散ってしまうだろう。

同じ純白の花でも梔子とは違って

花が茶に染まることもなくそのまま散って行く。

確か花のまま椿のように落ちるのではなかったか。

儚い命であるが「いま」を精一杯に咲いている。



義父が高知市で会議があるため朝から出掛けて行った。

ブレザーを着ると若々しくとても82歳には見えない。

散髪にも行っていたようで白髪頭も整っていた。

「気をつけてね」と送り出すと「おう行って来るぞ」と機嫌も良い。


義父が留守だとついつい仕事の手を休めてしまうのだが

今日はそうは行かず朝からとても忙しかった。

支払いのお客さんが立て続けに来てくれて

がっぽがっぽと現金が増えて行く。

それも右から左だが手元にあるだけで何とほっとしたことだろう。

お金に足がなければ良いなと思いつつしっかりと抱きしめていた。


同僚は午前中に一般修理を完了し午後は車検整備である。

明日も車検の予約が入っており今週も忙しくなりそうだ。

今月は大腸ポリープの切除もあるがまだ日程が決まっていない。

その日程次第で仕事の段取りもしなければならない。

三月は「去る」らしいがあっという間に月末になりそうだ。


法務局へ用事があり少し早目に帰路に就いた。

少し遅れたがカーブスへも行くことが出来る。

今日は左足に痛みがあり無理が出来なかったが

薄っすらと汗をかきそれなりに心地よい。

どんな日もあるものだなと思う。

あまり調子に乗り過ぎてもいけないようだ。


サニーマートでいつも親切にしてくれる店員さんに会った。

名前を知らないので「お〜い、お〜い」と呼ぶ。

今日はセルフレジの担当ではなかったのに

私が清算をしているといつの間にか傍に来てくれていて

重い荷物をカートに載せてくれたのだった。

何と助かることだろう。有難くて目頭が熱くなる。

「よしむらさん」なのだそうだ。しっかりと名前を覚えた。

明日も会えたら良いなと思う。私の大好きな店員さんであった。


4時半に帰宅。少しだけ夫と大相撲を観る。

夕食には茹で卵の入っていない「ミニおでん」を作った。

短時間で出来るので最近よく作るのだが

娘達には不評で「手抜き料理」の定番である。

娘が大急ぎで「キムチスープ」を作っていた。

あやちゃんとめいちゃんの大好物である。


夕食後のSNSはもう日課となった「笠原メイ」さんの日記。

それから「笹色たま虫」さんもエッセイを投稿していた。

彼女のエッセイは最初から最後まで詩のようであり共感を覚える。

自分でも自信があるのだろう本を出版したいとのこと。

その自信はいったい何処から来るのだろうと思うが

私などとは掛け離れた偉大な才能があるのに違いない。

「遠い目で見る」私にはそうすることしか出来なかった。


若い頃夫から「何を書いても良いが金になるような物を書け」と

突き放されるように云われたことがある。

これも価値観の違いで夫は私を「書く人」とは思っていない。

もちろん私の書いたものを読むこともなければ

応援するようなことも一切ないのである。


「負けるもんか」そう思いつつ随分と歳月が流れた。

70歳を目前にし何かが変わるとも思えず

私は「わたしの道」を俯きながら歩き続けているようだ。


※以下今朝の詩


     桜

もうすぐかもしれない
なんだかくすぐったいのだもの

寒さなければ花は咲かず
厳しい冬を乗り越えて来た

北風に煽られながら
唇を噛みしめた日も
雪の重みに耐えながら
手のひらを握りしめた日も

老いも若きもそれぞれに
季節の掟を受け止めて来た

日向には優しさが宿り
日陰には厳しさが宿る

たくさんの蕾が生まれた日
花の未来が光り輝くのだった

もうすぐかもしれない
むくむくとした枝先を
陽射しに透かして見ると
指折り数えた日々がある

寒さなければ花は咲かず

もう十分に耐えたのだと思う
薄桃色の花びらが目に浮かぶ


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