ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年01月14日(土) 雨降って地は固まるのか

しとと雨もう水溜まり出来た頃幼子のように戯れている


おとなになれば出来ないこと

まして老いたこの身のことだ



幼子の赤い長靴が

水溜まりではしゃいでいる

微笑ましい光景が目に浮かぶ



私は躊躇っている

勇気は何処に行ったのか


踏み出していかねばならない

無心になって雨と戯れようか





夜明け前、静かな雨音を聴きながら

幼い頃の孫達の姿が目に浮かんできた。

水溜まりが好きなのだ。見つけると我先にと飛び込んでいく。

ぱしゃぱしゃと水を撥ねながら無心になってはしゃいでいる。


そんな微笑ましい姿に老いた我が身を重ねていた。

相変わらずの駄作で詩とは程遠いものなのかもしれない。

自信はいつまでたっても生まれてこない。

このままで良いのかと自問自答を繰り返している日々である。




9時になるのを待ちかねて図書館へと走る。

また椎名誠のエッセイ本を三冊借りて来た。

「ナマコのからえばり」シリーズが面白くてならない。

まるで年の離れた兄のような親近感を感じている。

23年前に亡くなった友が椎名さんと親交が深かったせいもある。

生前、「椎名さんに会わせてくれ」と懇願したことなど懐かしい。

「本の雑誌」の編集部に「青さ海苔」を送ったこともある。

その時には思いがけず新刊の「銀座のカラス」を送り届けてくれた。

ずっと昔からのファンだったのだ。

まるで「会えない時間が愛を育てる現象」だと云えよう。



図書館から美容院へ。寝癖でどうしようもなくなっていた髪を

ちんちくりんになる程ばっさりとカットしてもらった。

美容師さんは娘の同級生で話が弾み楽しかった。

「白髪も似合う」と言ってくれて自己満足に浸るばかり。

やはりもう髪を染めるのは止めようと思う。

栗色の髪のばあさんなんて誰も見たくはないだろう。



10時半カーブスへ。筋トレを始めるなり足が痛みだす。

コーチが無理をしないようにと言ってくれたがつい無理をしてしまった。

出来ないのが悔しくてならないのだ。「なにくそ」と思う。

帰りにはまともに歩けない程になり辛くてならなかった。


昼食後に痛み止めを飲みしばらく安静にしていたけれど

一向に痛みは治まらず今もずきずきと痛んでいる。


低気圧のせいかもしれないなとも思う。

夫も頭痛がするらしく痛み止めを飲んでいた。


心と身体は決して一体ではないのだと思い知ったような一日だった。

けれども私は少々のことではへこたれないだろう。


自信はないけれどこんなにも生きているのだから。








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