| 2023年01月15日(日) |
大きなストレス小さな希望 |
指先に込める想いは切なくて何を綴ろう何処へ行こうか
オン書きと云うのだそうだ
昔そう教えてくれた人がいて
ずいぶんと救われたことがある
指先に息を吹きかけている
切なくてならないけれど
生きて在ることを記したい
やがては消えてしまうだろう
永遠など信じてはいないけれど
今が私のいのち

ネット上に即興で詩を書くことを「オン書き」と云うのだそうだ。
かれこれ20年程前だったか教えてくれたのはめいさんだった。
当時はまだ無名だっためいさんも今では立派な詩人さんになっている。
よほど縁があったのか今でもSNSで繋がっており有難いことである。
けれども一方通行で私の詩にめいさんの反応は殆ど無い。
これからも認められることは無いだろうともう諦めてしまっている。
卑屈になり辛い時期もあったがめいさんの意思を尊重したいと思っている。
書くことは生きること。それはとても大それたことだろう。
命がけで書いているなどと言ってしまえば愚かなことかもしれない。
儚いネットの世界である。永遠に残ることなど在り得ないだろうと思う。
けれども「いま」を生きている。私は記すことを諦めはしない。

午前11時、ふと禁煙を思い立つ。
私は決して愛煙家ではない。ニコチン中毒でもないだろう。
しいていえばメンソール依存症と云うべきかもしれない。
服用している薬のせいで常時眠気に襲われることが多い。
煙草には覚醒作用があり頼ざる得なかった現実がある。
けれども喫煙に対して大きなストレスを感じているのも事実であった。
家計は苦しいのに高額な煙草を購入しなければならない。
それは月にすると3万円を超え年にすると40万円近くにも及ぶ。
まるで一万円札に火を点けて燃やしているような日々である。
自分の愚かさを痛感する。それこそが大きなストレスであった。
初日の今日は7時間の禁煙に成功する。
夕食後につい手が出てしまったのだ。それは思いがけずに不味かった。
単純な性質だから拒絶反応だと思いぬか喜びしていたけれど
まだ買い置きの煙草がありもったいないと思ってしまったのだろう。
なんと姑息なことか。情けなくてたまらないのもまたストレスとなる。
とにかく明日からはもう絶対に煙草を買わない。
そう決めると不思議とストレスが薄れ爽快な気分になって来た。
煙草代でお刺身が買えるのだ。なんと素晴らしいことではないか。
喫煙者は世間から疎遠され追い詰められている現状である。
私はそんな世間から生き延びる道を選びたい。
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