真冬の寒さであったが陽射しに救われる。
特に車中は快適でお昼休みに少しうたた寝をした。
とろりとろりとなんとも心地よい。
みい太の姿が見えない。彼も何処かで日向ぼっこをしていたのだろう。
今年の仕事も後2週間程となった。
工場はフル回転していて義父も同僚も精を出している。
事務仕事はさほど忙しくなく今日は年賀状を書いていた。
印刷ばかりでは味気ないので宛名は手書きにしている。
そうして来年が車検のお客さんには一言添え書きをする。
ささやかなことだけれど気持ちが伝われば良いなと思う。
私は今年も年賀状を出さないことに決めている。
以前ここに「ご縁の断捨離」と書いたことがあるが
年賀状と云う「カタチ」に拘りたくない気持ちがある。
確かに音信不通となりそれが断捨離のなのかもしれないけれど
その人の存在が消えてしまうのではないのだと思う。
一昨年からだったか「寒中見舞い」を出すようになった。
年賀状を頂いた人にだけ出す手紙のようなものだ。
新年を迎えお正月気分が薄れた頃にゆっくりと書くのが良い。
元旦に届く年賀状は嬉しい。そうして返事を書く楽しみがある。

今日は父方の伯母の命日だった。早いものでもう13回忌である。
寒い夜の入浴中にヒートショックで亡くなってしまった。
虫が知らせたのか亡くなる数日前に声を聞いたことが忘れられない。
ふと思い立って電話をしてみようと思ったのだ。
伯母の涙声に私も泣かずにはいられなかった。
それが最後になろうとは思ってもいなかったけれど。
母親のいない私と弟に伯母は母代わりとして務めてくれた。
その恩は一生忘れることはないだろう。
最後に話した時に心から「有難う」と言えて良かったと思う。
少女時代の伯母とのふれあいを幾つも幾つも思い出している。
それが少しでも供養になればと願ってやまない。
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