初冬とは思えないほどの暖かさが続いている。
長期予報では師走に入るなり厳しい寒さになるのだそうだ。
お隣のアロエの花がもう少しで咲きそう。
熱帯植物のイメージがあるが毎年冬になると鮮やかな花を咲かせる。
オレンジ色のまるで蠟燭の炎のような明るい花である。
花の少ない季節だけにまるで奇跡ではないかと思うほど。

お昼に娘からメールがあり帰宅が遅くなるとのこと。
今夜は簡単に「しゃぶしゃぶ」にした。
それとお惣菜売り場で「鯵の南蛮漬け」を買って来た。
おそらく昨日の売れ残りの鰺なのだろう。
沢山入っている割に格安でしかも美味しい。
物価高に喘ぐ貧乏所帯にはまるで天からの恵みのようである。
天からの恵みと云えば市がまた給付金をくれるのだそうだ。
名目は「物価上昇に伴なう非課税世帯への給付金」となっている。
一世帯あたり5万円であるがどれほど助かることだろう。
来月中旬には口座に振込があるらしい。
我が家は光熱費に消えてしまうけれど有難いことだと思う。
家業の海苔養殖は今のところまだ目途が立たない。
わずかに海苔の芽が見え始めてはいるが育つかどうか。
最悪の場合は昨年同様に収穫ゼロになってしまうだろう。
そんなわけで捕らぬ狸の皮算用も出来ずにいる。
ただまだ完全に諦めているわけではない。
もしかしたらと微かな希望を抱き続けている。
自然相手のこと。まさにこれこそ天からの恵みなのではないだろうか。
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