雨のち曇り。あたりをしっとりと潤すような静かな雨。
幸い気温は高めで冷たさを感じなかった。
勤労感謝の日で祝日であたっが娘夫婦は仕事に行く。
何のための祝日だろうと思うけれど
働いてくれている人達のおかげで暮らしが成り立っている。
市街地では「一条大祭」市を代表する一条神社のお祭りだった。
昔から寒さが一気に厳しくなる頃で小雪が舞った年もある。
今日は生憎の雨であったが参拝者は多かったのかもしれない。
子供の頃には親と行くよりも子供同士で行くのが習いだった。
お小遣いを貰ってバスに乗って行くのがとても楽しみであった。
今の子供はどうなのだろう。昔ほど興味が無いようにも思われる。
神社に関心が無くなり出店も楽しみではなくなっているようだ。
欲しいものはいつでも手に入る世の中になってしまっている。
我が家では仕事を終えた娘夫婦がめいちゃんだけ連れて行く。
あやちゃんは例の調子で「別に・・」とそっけない。
夕食は帰宅してから食べるそうであやちゃんは私達と一緒に食べた。
食べ終わるなりお風呂に入り今は宿題をしているようだ。
洗った髪が濡れたままだったので「また風邪を引くよ」と
声をかけたら「うん、わかった」ととても素直である。
もし一緒に暮らしていなかったら独りぼっちでいるのだろうか。
子供心に私達を頼ってくれているような気もして嬉しかった。
そろそろ娘達が帰って来る頃である。
めいちゃんは大好きな綿菓子を買って貰っただろうか。
にこにこ笑顔を待っている夜のこと。
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