外気温20℃ずいぶんと暖かな夜になった。
人の躰にはいちばん優しい気温ではないだろうか。
入浴中の緊張感も無くゆったりと湯船に浸かった。
お風呂上がりの冷たい焼酎が身に沁みるように美味しい。
焼酎を好むようになったのはかれこれ40年程前だったろうか。
夫の晩酌がビールから焼酎に替った頃だったと記憶している。
貧乏所帯にはビールは贅沢品であり止む無く焼酎に切り替えたのだ。
それでも夏の間はビールだった。寒くなると焼酎になっていた。
夫は焼酎よりもビールを好み随分と我慢をしたことだろう。
夏のビール解禁をどれほど待ちわびていたことか。
私はまだ子育ての真っ最中で晩酌とはいかなかったけれど
時々寝る前に焼酎を少しだけ飲んでいた記憶がある。
それが寝酒の始まりで今に至っているのであろう。
安眠はもちろんであるがリラックス感が半端ない。
習慣と云うよりすっかり癖になり無くてはならない物になった。
アルコール依存症なのかもしれないけれどあまり気にしてはいない。
たまに飲み過ぎて泥酔する時もあるけれどそれも御愛嬌としている。
泥酔と云えば若い頃に急性アルコール中毒になったことがある。
成人式を目前にして友人たちと日本酒を冷でがぶ飲みしたのだった。
確かお茶碗で飲んだ。私は調子に乗って一気に三杯も飲み干した。
その後の意識は無く3日ほど寝込んだことだけは憶えている。
成人式には人並みに振袖が着たくてならなかった。
けれども結婚したらもう振袖は着てはいけないらしい。
その前に振袖が無い。着ていく着物さえ一枚もなかった。
成人式の当日は布団の中で過ごす。まだ頭がしぶしぶと痛んでいた。
今思えば苦い思い出なのかもしれないけれど懐かしくてならない。
なんと若かったことかと自分が誇らしげにも思えて来る。
焼酎の話から脱線してしまったけれどこれも愉快なこと。
今夜の日記は「よい酔い日記」としよう。
三杯目の焼酎を飲み干した。後はぐっすりと眠るだけだ。
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