| 2022年11月05日(土) |
母の声せつなく残る秋の暮れ |
今日も穏やかな晴天。夕方からまた肌寒くなった。
入浴時に緊張しふたふたと動悸がするので浴室暖房を点けた。
洗髪が辛い。俯くとめまいがして倒れそうになってしまう。
まだまだこれからの寒さだと云うのに困ったものである。
嘆かないと言った矢先にこんな有り様で申し訳ないと思っている。
昼間はお布団を干していた。今夜はぐっすりと眠れることだろう。
午後久しぶりに母に電話。元気そうな声にほっとする。
今日も点滴はしていないと言い張るが本当だろうか。
食欲もあり「なんぼでも食べられる」と本当だろうか。
嘘をついているとは思えないがやはり真実を知りたいと思う。
先日は施設のSNSで楽しそうな笑顔を見せてもらった。
それが本当の母の姿ならどれほど救われることだろうか。
あれこれと話しているうちに娘の話になり
「まだ嫁に行かないのか」と言われ思わず笑い転げてしまった。
認知症だとは思えないが呆けたふりだとも思えない。
母の記憶がぷっつりと途絶えてしまっているのだろう。
ひ孫の顔も見せてあげられない。忘れても当然ではないだろうか。
結局は笑い話になってしまったけれど後からとても切なかった。
それから弟の話になった。母にとっては孝行息子であるが
もう声も忘れるほど電話が掛かってこないのだそうだ。
弟も仕事が忙しいのだろう。けれども母を想う気持ちは変わらない。
「そのうち」にと思いつつ日々が流れているのだろうと思う。
幸い母はちっとも寂しくはないと言う。
その言葉を鵜呑みにしては私も救われていくのだろう。
コロナ禍の面会禁止。最後に母に会ったのはいつだったか思い出せない。
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