10月とは思えないほどの暑さ。
窓を開け広げ扇風機のお世話になる。
明日は雨の予報で明後日にはぐんと気温が下がるとのこと。
一気に炬燵の出番となるのではないだろうか。
寒暖差で体調を崩さないように気をつけなければいけない。
今はうかうかと風邪も引けないご時世である。
青空に誘われるように布団を干した。
平日には干せず久しぶりのこと。
主婦冥利に尽きる。陽射しのなんと有難いことだろう。
午前中に山里まで折り畳み式のベッドを貰いに行く。
母のアパートを引き払った時に捨てずに置いていたのだった。
一つは長年母が使っていたもの。もう一つは義父のものだったけれど
別居を決めてからも母は義父が泊まりに来てくれるのではと
ずっと諦めきれずにいたようだった。
それは一度も叶わず義父のベットは新品のままであった。
せつない話ではあるけれど母はどんな気持ちで暮らしていたのだろう。
ここ最近真夜中にトイレに行く時に転ぶことがよくあり
先日は寝ている夫の上にどさっと倒れ込んでしまった。
ベットがあれば身体を支えられるし安全ではないかと話し合い
義父に相談したらいつでも取りに来るようにと言ってくれた。
母のベットを私が使うようにし義父のベットを夫用に決める。
6畳間の寝室にそれはなんとか収まりほっと嬉しくてならない。
今夜からもう転ぶ心配はないだろう。トイレも苦にならなくなった。
仕事だった娘が帰宅しさっそくお披露目をしたのだけれど
「まるで介護生活じゃん」と苦笑いをしていた。
そう言われてみれば確かにそこは高齢者の寝室のようであった。
10年後、20年後と生きているかは分からないけれど
娘や息子に介護の負担を掛けることだけはなんとしても避けたい。
かと言って年金収入だけで施設に入居する余裕も無さそうだった。
「俺はぽっくり死ぬぞ」と夫は言う。
それはある日突然の死を意味している。
私はそれが怖くてならなかったけれど今日は真剣に考えていた。
「昨日まであんなに元気だったのに」と言われて逝きたい。
それが子に対するいちばんの孝行ではないだろうか。
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