ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2022年10月09日(日) 希望なのか奇跡なのか

日が暮れてからぽつぽつと雨が降り始めた。

しみじみと胸に沁みるような旋律に聴こえる。

切なさなど口に出来る歳ではもうないのだけれど

なぜかしんみりとしてしまうのは何故だろうか。



夜明け前、いつものように短歌と詩を書こうとしたら

何かの不具合だろうか文字入力が正常に出来なくなっていた。

一行目の短歌は書けるが一行空白にして三行目からが書けない。

三行目からの詩を書こうとしたら最初の短歌が消えてしまうのだった。

焦ってしまって何度もやり直したけれどもう諦めるしかなかった。

どうやらWindows11とSNSの相性が悪いように思える。


親切にアドバイスを下さった方が居て他のプラウザで試してみる。

まずはインストールから始めなければならず手間取ったけれど

やっと正常に書き込めるようになりなんと安堵したことだろう。


私は書けなくなることを異常なほどに怖れているらしい。

一瞬目の前が真っ暗になってしまった今朝の出来事だった。






朝のうちに一時間ほど川仕事に行っていた。

先日から海苔の人口種付けが始まっており今日は少しだけであったが

漁場に網を張る作業をしていた。網はもちろんまだ真っ白である。

希望が全くないわけではない。きっと緑に染まると信じたい。


朝の川風のなんと心地よいこと。とても清々しい気持ちだった。

やっぱり好きだなとつくづく思う。きっと天職なのだろう。




パソコンのトラブルも解消され午後は読書のつもりであったけれど

瀬戸内寂聴の小説「秘花」を読み始めたが溜息が出るばかり。

最初の数ページからもう読む気がしなくなり本を閉じてしまった。

寂聴さんの随筆は好きだけれど小説はどうも性に合わないらしい。

そもそも私には文学を極めるような素質もないのだろうと思う。


その代わりと言ってはとてもおこがましく失礼に当たるけれど

先日から読み返している自分の日記を読んでいた。

今日は9年前の5月の日記を一時間ほどかけて読み終える。

読みながら胸が熱くなり不覚にも涙があふれそうになった。

あやちゃんに読ませたくてたまらなくなり声を掛けたら

素直に頷いてくれてパソコンの前に座ってくれて嬉しかった。

10年後二十歳になったあやちゃんがまた読んでくれそうな気がする。

それまでなんとしてもこの日記が消滅しないことを祈るだけだ。


先日、N先生は終活だと言い断捨離だと言った。

その潔さにひたすら頭が下がる思いである。

私はまだまだ諦めきれずにいるようだ。


定命が尽き私がこの世から消え去ってしまっても

この日記がもし残っているのならそれは奇跡ではないだろうか。


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