爽やかな晴天に恵まれ優しい陽射しが降り注ぐ。
今朝は火野正平さんの「こころ旅」を見ていて
急に何処かに出掛けてみたくなった。
じいちゃんに相談したら快くうなずいてくれて
さて西に行くか東に行くかと行き当たりばったりのドライブ。
結局四万十川を遡り私の生まれ故郷の江川崎まで。
あれはまだ子供たちが小学生の頃だったろうか
故郷に帰ってみたいと云う私の願いを叶えてくれたことがあった。
当時はまだ住んでいた家が残っておりなんと懐かしかったことだろう。
あの時はもう二度と訪れることもないだろうと思っていたけれど
それ以来何度も訪れもう数えきれないほどになった。
住んでいた家は壊され今は更地になっている。
けれども家に続く石段は昔のままで踏みしめながら歩いたこともある。
思い出に浸る私をいつも見守ってくれた彼には感謝しかない。
今日はかつての小学校の跡地に行ってみたかったけれど
今は消防署になっていてもう昔の面影はないだろうと言う。
車を降りてかつての通学路を歩いてみたかったけれど
足の痛みもありさすがに断念せざるを得なかった。
「また来ればいいさ」と彼が言う。生きているうちにそれは叶うだろう。
故郷は遠くにありて思うものと言うが今では身近な場所になった。
車中でいろんなことを語り合う。5年後、10年後のこと。
そのうち自動車免許も返納になるかもしれないなとも言う。
それまでに行きたいところに行こうなと彼は言った。
遠距離はすでに厳しくなっている。同乗する私も心配でならない。
江川崎からまた四万十川沿いに車を走らせ四万十町に向かった。
お昼も近くなり無性に豚太郎の「味噌カツラーメン」が食べたい。
けれどもさすがに有名店で店の外に行列が出来ていた。
潔く諦め以前から行きつけの「椿食堂」で中華そばを食べる。
あっさりとしたスープの美味しいこと。すっかり満足して帰路に就く。
椿食堂では明日からおでんも始めるらしい。
「また来るけんね」と幡多弁丸出しで告げるのも愉快であった。
次は「紅葉」になるだろう。楽しみにしていようと思う。
私たちの思い出作りはまだまだ続けられそうだ。
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