爽やかな秋晴れ。最高気温が30℃を超え真夏日となる。
夏の最後の置き土産だろうか。私の元にも届いたようだ。
心配していた台風15号は東北沖で低気圧に変わったようだけれど
静岡では土砂崩れで亡くなられた方もいて心が痛むばかりである。
一日も早く台風シーズンが去ってくれることを願ってやまない。
今日こそは川仕事と意気込んでいたのだけれど
出掛けになりなぜか酷く右足が痛み始めた。
まともに歩くこともままならなかったけれどとにかく行くしかない。
足を引き摺りながらの作業で思うように動けずなんと情けないこと。
整形外科の医師の言葉を思い出していた。
「やれるだけやってみなさい」その言葉がとても励みになる。
今朝はめいちゃんが「川へ行きたい」と泣いて訴える。
一昨年だったか手伝ってくれたことがあって憶えていたのだろう。
幼い手で漁場に竹杭を配ってくれたのだった。
私は猫の手も借りたい気持ちであったけれどじいちゃんが反対し
泣きじゃくるめいちゃんを宥めてお留守番をさせることになった。
「お手伝いしたい」その気持ちは本当に嬉しくてならなかった。
今年で最後になるかもしれない漁場の準備はいささか虚しい。
けれどもまだ完全に諦めるわけにはいかなかった。
ほんのわずかの希望に縋りつくような思いである。
「駄目で元々さ」と笑い合えるだけでも救われる気持ちであった。
どんなに努力をしても報われるとは限らない。
くたびれ儲けになっても精一杯でありたいものだと強く思う。
漁場の準備が終われば海苔の種付けが待っている。
海苔網が緑に染まるのを夢のように目に浮かべているのだった。
神様も仏様も今日の私達をきっと見てくれていたのに違いない。
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