ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2022年09月23日(金) 貧しさには優しさを

秋分の日が暮れようとしている。

昼と夜の時間が同じになり次第に日が短くなっていく。

そうして秋がぐんと深まっていくのだろう。


けれども今日は少し夏の名残を感じた。

午後から晴れて蒸し暑くなりエアコンのお世話になる。

土佐沖を北上している台風の影響かもしれない。

紀伊半島から関東に接近するとのこと、大事に至らないことを祈る。



この三連休のうちに海苔養殖の漁場の準備をする予定であったけれど

迂闊にも川で作業をするための磯足袋を買い忘れていた。

昨年破けてしまって捨ててしまったことをすっかり忘れていたのだった。

仕方なく長靴を履いて川岸まで行ったのだけれど

海が荒れていてなかなか潮が引かない。おまけに小雨も降っていた。

どうしようかとしばし迷ったけれど潔く諦めることにする。

娘夫婦が仕事のため孫達に留守番をさせていたのでそれも気になっていた。

「今日はやめておけと云うことさ」とあっけらかんと笑い合った。


とにかく磯足袋を買いに近くのフィッシング専門店へ行く。

珍しくめいちゃんも一緒に付いて来てくれて嬉しかった。

1980円位かなと思っていたら4950円もしてびっくりする。

今年限りでもう不要になるかもしれないとじいちゃんが言う。

もったいないけれど思い切って買うしかなかった。


お財布が寂しくなりスーパーのATMで年金を引き出す。

めいちゃんが心配そうに見ていた。「びんぼうなの?」と言わんばかり。

「だいじょうぶよ、お菓子も買おうね」と一緒に買物をした。

さっそくお菓子売り場からお菓子を提げて来たのだけれど

38円の駄菓子が2個。よほど心配をかけてしまったらしい。


「ポテトサラダにしようかね」と言ったらじゃが芋を籠に入れてくれる。

「他に食べたいものはない?」と訊けば「もうない」と応える。

あやちゃんの好きな鮭を買い豚肉の生姜焼きをすることにした。


セルフレジで精算を済ませるとめいちゃんが重い籠を持ってくれた。

なんと優しく気の利く子だろうとほろりと目頭が熱くなる。

牛乳とボトルコーヒーは駐車場まで運んでくれた。

それも決して得意顔ではなく当然のことのようにして。


駐車場で待っていたじいちゃんが「めいはえらいな」と褒めてくれた。

その時やっと笑顔になって得意そうな顔をして見せる。

めいちゃんと一緒に買物をしたのは本当に久しぶりのことだった。


思い遣る気持ち。それが成長のあかしでなくて何だろう。

どれほど貧しくても私のこころはそうして満たされていく。


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