| 2022年09月12日(月) |
限界に立ち向かう勇気 |
夜明け前、西の空に十六夜の月。
さすがに名月だけあってそれはなんと綺麗に輝いていた。
仰ぎ見ているのは自分なのだけれどなんだか見られているように感じる。
私は嘘偽りもなくありのままだっただろうか。
いつも自信がない。ただ確かに生きていて命の息を感じていた。
月の光は希望そのものである。一瞬にして暗闇を忘れてしまう。
手探りの感情もその光によって救われて行くのに違いない。

山里では義父が稲刈りの第二段、今度は飼料米の収穫であった。
昨日の予定だったけれど天候が悪く仕方なく今日に延期となる。
手伝ってくれる人達も来てくれていたのでなんとしても順調にと願う。
義父も焦っていたのか苛立っているのが手に取るように分かった。
お昼前に大切な来客がありしばらく応対に追われる。
お昼休みもなく午後4時近くまで掛かってしまった。
義父と約束をしていたらしいが今日はそれどころではなく
代役を引き受けたものの思うようにいかない。
同僚にも助けてもらってなんとか遣り遂げることが出来た。
くたくたに疲れ切ってしまったけれど心地よい達成感があった。
何事もやれば出来るのだろう。少しだけ成長したように思う。
明日は義父に報告するけれどひたすら笑顔を待っている。
稲刈りも無事に終わっていればどれほどほっとするだろうか。
この歳ともなれば日頃から限界を感じることが多い。
やってやれないことはないのだと思いながらも
ついつい弱気になってしまうのだった。
その上に足の痛みが拍車を掛ける。
情けないけれど心と身体は決して一体ではなかった。
心に身体が付いていかない。悔しいけれどそれが現実だろう。
ただその現実に立ち向かう勇気は必要なのではないだろうか。
「どうせ私なんか」と思うより「こんな私だけど」と
まるで賭けるように自分を試してみることも必要だと思う。
試してみてどうすることも出来なければそれが「限界」なのだろう。
限界を知って弱くなるのではない。
むしろ強くなるのではないかと私は思っている。
|