二十四節気の「小暑」いよいよ本格的な夏の始まりである。
「大暑」「立秋」と季節は巡って行くことだろう。
なんだか急ぎ足で背中を押され続けている様な気がしてならない。
自分が何処に向かっているのか分からず少し途惑ってしまうのだ。
それは老いなのかもしれないけれど不思議と焦りは感じない。
とにかく身を任せるしかない。なるようになるのだろうと思うばかり。
何処に向かっても生きてさえいればと希望を抱き続けている。
「七夕」でもあるけれど若い頃のように夢見心地にもなれない。
あまりにも醒めているような気がして少し白けてしまった。
おそらくそれは恋とは無縁になってしまったせいだろう。
逢いたい人も居ないのだ。天の川を渡る勇気さえもない。
そもそも私の目の前に天の川が無いのだ。その現実を受けとめている。
若い頃には死ぬまで女で在り続けたいと願ったものだった。
最期の時にその人の名を呼びたいとさえ思っていたけれど
それはまるで遠い日の記憶のように薄れていくばかりである。
私は「ひと」になりその命を全うしたいと願っている。
自分がどれほど生きて来たかそれは私自身が感じることだろう。
もしも願い事が叶うのであればありったけの命を下さい。
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