曇り日。時おり陽射しはあったものの長続きしなかった。
躑躅が満開を過ぎ少しずつ枯れ始めている。
5月になれば今度は皐月が咲き始めることだろう。
花達はほんとうに健気に季節を知らせてくれる。
やがて紫陽花の季節もやって来ることだろう。
息子が深夜勤のため今夜もけい君を預かっている。
あやちゃんとめいちゃんはダンス教室の予定だったけれど
遠足の疲れが出たのだろうかあやちゃんは夕方からダウン。
夕食も食べないままぐっすりと寝入ってしまった。
娘むことめいちゃんがローソンに買物に行くのに
けい君も一緒に行きたがるのを止めることが出来ず
娘むこにお金を渡そうとしたら「いいよ」と受け取ってくれない。
アイスクリームを買ってもらったそうで大喜びで帰って来た。
気兼ねをしながらも結局は好意に甘えるしかないのだろう。
当のけい君は純真な子供らしさをそのままに全く遠慮をしない。
我が家に居る時は本当に伸び伸びと満面の笑顔であった。
娘は急きょ残業になったそうでまだ帰宅していない。
疲れもあるだろうし不機嫌な顔をされたらどうしようと思っている。
一時の事ならまだしもこの先いつまで続くのか分からないのだった。
息子は夜勤明けのその足で明朝けい君を迎えに来てくれるそうだ。
眠る時間も必要なのに憐れさはつのるばかりである。
けれども息子にも「男の意地」のようなものがあるのだろうと思う。
精一杯にけい君を守ろうとしている姿勢がひしひしと感じられる。
私達も身を粉にしても協力を惜しまない。
娘達の途惑いもやがては薄れていくことだろう。
きっときっとみんなが笑顔で暮らせる日が来ると信じてやまない。
|