日中は小雨で午後には薄日が射す時間帯もあったけれど
今夜から明朝にかけて大雨になるのだそうだ。
恵みの雨が一転して災害に繋がるかもしれない。
植えられたばかりの稲も水没してしまえば元も子もないだろう。
程よい雨というものはなかなかに難しいものだ。
仕事から帰宅したら高知新聞から5千円分の図書カードが届いていた。
ずっと昔じいちゃんに言われたことを思い出す。
「何を書いても良いが金になるものを書け」と。
当時の彼は私の「書く」という行為に反感があったようだ。
本名で書くことにも強い反感を示しやむなくペンネームを考えた。
「詩織」としたけれど長い歳月を経てしまうと今更ながら
「栞」にすれば良かったと少し後悔している。
若い頃は思いもしなかったことでやはり年のせいかもしれない。
この先80歳になっても90歳になっても書き続けていたいけれど
「詩織」という名がなんだかひどく無様に思えてしまうのだった。
すでに70歳の高齢となってしまった彼は
今では私の良き理解者となり「書く」ことをすっかり容認してくれている。
先日も新聞で私の名を真っ先に見つけてくれたのだった。
それがどれほど私の励みになっていることだろうか。
わずか5千円の図書カードでも「お金」には違いない。
私は昔のことを根強く憶えているけれど
彼はすっかり忘れているようだった。
それは気楽でもあり私は好きなように書き続けていけるのだろう。
この日記ももちろん「お金」にはならない。
けれどももしかしたら人生の「財産」になるのかもしれない。
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