つかの間の青空。お昼前から薄曇りの空となる。
明日は雨になりそうで雷雨になるかもしれないとのこと。
荒れ模様の春の嵐になるのかもしれない。
雨あがりの朝。土手のあちらこちらに野あざみの花が咲いていた。
棘があり触れることは出来ないけれどなんと可憐な花だろう。
緑の若草に寄り添うように凛とした姿で咲き誇っていた。
実は私にも棘がある。だから迂闊に触れようとしてはいけない。

今日は仕事の段取りで頭がいっぱいだった。
なんとしても順調にと少し焦り気味の一日となる。
義父が居てくれないと整わないことでひたすら帰りを待つ。
農作業も程々にして欲しいけれど口が裂けても言えない。
2時前にやっと帰って来てくれてなんとかなったけれど
義父は昼食も食べる時間もなくまた田んぼに出掛けて行った。
苛々しているのが伝わって来てとても複雑な気持ちになる。
先日は近所に住んでいる義父の同級生が「狂っている」と言っていた。
それはもちろん冗談なのだけれど私もそう思わずにいられなかった。
休む間もなく働き詰めの義父は78歳。いくら体力はあっても
どれほど身体に堪えていることだろうと心配にもなる。
ある日突然に倒れてしまうのではないかと危惧さえも感じるのだった。
今朝は事務所に「リポビタン」のケースが置いてあり
誰かの差し入れかと思ったけれどどうやら義父が買い求めた物らしい。
冷蔵庫に入れる間もなかったのかすでに5本ほど飲んでいた。
決して弱音を吐かない義父。それは決して自信ではないのだと思う。
もしかしたら体力の限界を感じ必死で耐えているのかもしれない。
残りのリポビタンを冷蔵庫に冷やした。
それ以外に私に出来ることは何もないのだと思う。
午後8時になった。お風呂には入っただろうか。
夕食はちゃんと食べただろうか。
電話をすれば不機嫌な声が聴こえて来そうで躊躇ってしまう。
血の繋がらない娘だけれどこんなにも気遣っている。
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