小雨降る一日。ずいぶんと肌寒く感じた。
田畑は少しは潤っただろうか。恵みの雨には程遠かったかもしれない。
雨遍路さんを数人見かけた。どの人も颯爽と歩いており
雨にくじけている様子は少しも感じられない。
女性の二人連れのお遍路さんは笑顔を交わし合っていた。
まるで雨を楽しんでいるようにほのぼのとした姿に映る。
どんな日もあるものなのだ。嘆いていては前に進められないだろう。
息子にお嫁さんから電話があり明日退院するとのこと。
今回も2週間弱の短期間の入院となった。
退院後の療養は実家ですると報告があったらしい。
息子もそうするように勧めたとのことで複雑な思いが募って来る。
やはり元の暮らしに戻るのはもう困難なのかもしれない。
けい君は健気に母親のことは一切口にしないけれど
小さな心をどんなにか痛めていることだろうか。
「なるようにしかならない」そんな言葉も酷に感じるのだった。
雨を受けとめ風を受けとめる。ひとはそれほど強くはないのだと思う。
あやちゃんとめいちゃんはダンス教室のある夜だけれど
あやちゃんは宿題も出来ないまま夕方からぐったりと寝入ってしまう。
最近夜更かしが多いのだそうだ。早起きが堪えているのだろう。
それに私もそうだけれど木曜日頃になるとどっと疲れが出て来る。
もうひとふんばりといつも思う。週末はゆっくりと休みたい。
もう8時前となりやっと目を覚ましたようだ。
台所では娘が海老天で「天むす」を作っている。
私はこれを記しながら色んなことを考えている。
一日を心地よく終わらせるためのささやかな作業にも等しい。
何があっても明日はきっと来るだろう。
けい君もあやちゃんもめいちゃんも笑顔で朝を迎えられますように。
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