ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2022年04月19日(火) 哀愁

曇り空ではあったけれど春らしいやわらかな陽射し。

空のぬくもりを羽織ったように過ごす。


職場の庭には母が育てていた藤の花が咲いていた。

今日まで気づかずにいてつい「ごめんなさいね」と声をかける。

あたりには枯草が生い茂りまだ冬の名残りが感じられ

やがてそれも緑になるだろうと初夏に想いを馳せていた。


背を丸めて草引きをしていた母の姿が偲ばれる。

荒れ果てた庭を見たらどんなにか嘆くことだろうか。



仕事が忙しく一時間の残業となる。

先日の車庫証明を取り付けたお客さんの車検証が届き

やっと今日が納車となり感激で胸がいっぱいになった。

中古車なので同僚が綺麗に洗車をして仕上げてくれる。


実は曰くつきの車でとあるお客さんの遺品でもあった。

東京に住んでいる娘さんに連絡したらとても喜んでくれて

解体処分にするにはあまりにも忍びなかったと言う。

今後も大切に末永く乗り継いでくれることだろう。

それが少しでも供養になればと思わずにいられなかった。



帰宅したらけい君、あやちゃんとめいちゃんが勢ぞろい。

あやちゃんとめいちゃんは今日が家庭訪問だったようだ。

娘が玄関や茶の間を綺麗に掃除してくれていた。

家庭訪問は無事に終わったようだったけれど

けい君は今年もどうやらパスしたらしい。

学校側がそれをすでに容認してくれている事は有り難いと思う。

それぞれの家庭の事情がある。強引に踏み込むことは避けて欲しい。


夕食後、仕事を終えた息子が迎えに来て笑顔で帰って行く。

息子には夕食を食べさせてあげられなかった。

遠慮しているのが感じられ胸が締め付けられるように辛かった。

「腹減った」その一言をどんなに待っていたことだろう。


もう決して若いとは言えない息子の後ろ姿に哀愁が漂っていた。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加