二十四節気の「清明」すべてのものが清らかで生き生きとする頃。
いのちの営みを感じ生きる喜びも感じられる頃だろう。
そんな「清明」の季節が私はいちばん好きだなと思う。
だからこそすくっと前を向いて歩み出していかなければならない。
私は能天気な性格ではないので欝々としてしまう時もあるけれど
何事も気の持ちようだと思い直すことが出来るようになった。
心配事があればそればかりに囚われてどん底の気分にもなるけれど
「なんとかなるだろう」と開き直ることも出来るようになった。
生きている限りひとは成長することが出来るのだと思う。
今日は定時より少し遅くなり帰路に就く。
合いびき肉が半額で売っており頭の中がハンバーグになっていた。
あやちゃんもきっと喜んでくれるだろうとうきうきした気分で帰宅。
今日も「ばんごはんはなあに?」「ハのつくものよ」と応える。
「歯につくもの?」と兎のような前歯を見せながら笑った。
我が家のハンバーグは照り焼きと決まっていて娘が作ってくれる。
私は茎わかめと厚揚げの煮物を作っただけで楽ちんだった。
5時半には一番風呂に入るじいちゃんが早々とテーブルに着き
まるで居酒屋の客のような顔をして晩酌の肴を待っている。
今日はお刺身が高くて買えなかったので「サラダカツオ」を出した。
鰹の生節なのだけれど柔らか目でオイル漬けにしてあるものだ。
じいちゃんはそれにお醤油をかけて食べるのが好きなのだった。
今夜は珍しくあやちゃんが子供部屋から下りて来て一緒に食べてくれる。
大盛りのご飯で満足そうに食べてくれてとても嬉しかった。
やはりメニューは孫中心でなければいけないと改めて思う。
めいちゃんはいつも最後のはしに食べるのが常となっており
今夜も「ままは?」と訊ねたら「まだ食べたくない」と言う。
「まま」とは「まんま」の事で私は未だに赤ちゃん言葉だった。
それなのにめいちゃんは全く違和感を感じないらしく
「まま」イコール「ごはん」だとわきまえているのも愉快なことだ。
今はお風呂に入っているらしく浴室からはしゃぎ声が聴こえている。
なんと平和な夜だろう。私は微笑みながらこれを記した。
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