氷点下の朝。夜明け前にはおぼろに満月が仰ぎ見られ
冷たさも忘れてほっこりと心を和ませていた。
「スノームーン」と言うらしい。誰が名づけたのだろうか。
英語よりも日本語の方がしっくりと馴染む気がする「雪の月」
出勤前に息子から慌てた様子で電話があり
お嫁さんが発熱でぐったりしているとのこと。
コロナかもしれないと言うので緊張が走る。
病院に連絡したらすぐにPCR検査をしてくれるらしく
今からすぐに連れて行くからと電話を切った。
けい君は念のために学校を休ませ独りで留守番をさせるとのこと。
それも心配ではあったが手も足も出せない状態である。
息子はコロナと決めつけているようでもあったけれど
私は絶対にそうではないと信じる気持ちが大きかった。
殆ど寝たきり状態のお嫁さんが外出することも稀なことで
家族以外と接触することもないのが救いに思えたのだ。
家庭内感染も考えられるけれど息子もけい君も元気だったのだ。
10時頃息子から連絡があり検査の結果は陰性とのこと。
風邪薬と解熱剤を処方してもらい数日の様子見となる。
息子の声は弾んでおりどんなにかほっとしたことだろうか。
私もすぐにじいちゃんに連絡し「よかった、よかった」と言い合う。
もし陽性だったらパニック状態になるところだった。
息子もけい君も感染を免れなかったことだろう。
けい君の登校の手助けをしているじいちゃんも濃厚接触者となる。
そうなれば我が家への飛び火も在り得ることだったのだ。
三寒四温の季節の変わり目。迂闊に風邪も引けないご時世である。
体調を崩さないよう身を引き締めて用心しなければいけない。
今日の高知県の感染者222名。そのうち我が市は6名であった。
終らないコロナはないと信じてはいるけれど不安はつのるばかりである。
もはや神や仏に縋るしかないのかもしれない。
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