霧雨降る一日。気温は低く寒かったけれど
柔らかで優しい雨に春の兆しを感じる。
きっと一雨ごとに春らしくなるのだろう。
朝の道に民家から少し外れた山沿いに小さな畑があり
季節ごとに衣替えをする案山子さんがいるのだけれど
数日前から倒れてしまって畑に横になっている。
今朝も目が合ったものだから起こしてあげたかったのだけれど
畑の周りには金網で柵を施してあり勝手に入るのも憚れる。
山沿いなので猪や鹿などが畑を荒らしていたのだろう。
案山子さんは雨の日も風の日も畑を守っていたのだと思う。
白菜や大根など冬野菜を植えてあり手入れも行き届いている。
けれどももしかしたら畑の主に何かあったのではなかろうか。
健在ならばきっと案山子さんを起こしてあげるに違いない。
以前にちらっと見かけたことがあるけれど高齢の女性だった。
あれこれと考えていると心配でならなくなる。

仕事が忙しく2時間の残業になった。
大急ぎで買物をして5時に帰宅する。
めいちゃんは近所のお友達の家へ遊びに行っていた。
日曜日の事が気になっていたけれど私の思い過ごしだったらしい。
一緒に宿題をしたのだそうで6時に笑顔で帰って来る。
今夜は娘むこが「しらすうなぎ漁」をお休みしたらしく
家族4人が揃っておりなんだかほっと微笑ましくてならない。
やはり父親の存在は大切。つくづくとそう思うのだった。
午後8時。眠くなるまで少し本を読みたい。
平日は思うように読めなくてなんとなく苛々してしまう。
活字中毒の禁断症状だと思われる。
床に就くといつも思う。明日はどんな風が吹くのだろうか。
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